ゆらし療法とは

About therapy

ゆらし療法とは

『痛みのプロセス』

なぜ人は「痛み」を感じるようになっているのかご存知でしょうか?
「痛み」とは自分の身体を危機から守るためのシグナルなのです。

例えば、炎の中に手を入れれば、暖かさを通り越して激痛が走ります。
そして、慌てて手を引っ込めます。
もしも痛みを感じなければ、皮膚が黒焦げになるまで炎の中に手を入れていることになり、大怪我をしてしまいます。

このように、大怪我を未然に防ぐために“痛み”というシグナルが存在しているのです。

腱鞘炎などの関節の痛みも、同様に自分の身体を守るために発せられるものです。
"「腱鞘炎」はどうして痛くなるのでしょうか?"
この質問をすると、「使い過ぎたから」と答える人が多いのですが、それでは、なぜ使いすぎると痛くなるのでしょうか?

それには、「筋繊維細胞の収縮」が関係しているのです。
「これ以上使わないで!」という身体を守ろうとする脳からの指令で「筋繊維細胞の収縮」が起きるのですが、それに対して逆らうようにして使おうとすることで「痛い」というシグナルが出るのです。 痛みという反応は人間にとって、身体の防御として機能し、外からの刺激や危険から身を守り、身体に異常が生じたことを知らせる“警告信号”なのです。

「イタ気持ちいい」などという表現をよく耳にしますが、痛みを感じる治療というものは、本能的には身体にとって良くないことをしていることになります。
また施術によりさらに痛くなってしまったり、悪化する事もあります。

ゆらしについて

腱鞘炎などの場合、2週間くらい休ませてからまた使おうと動かしたら「痛い」ということがありますが、これは脳が筋収縮したままの状態を筋肉に覚えさせてしまった結果なのです。

このように、もう何も起こっていない状態なのに筋収縮のパターンを記憶してしまい、それがゆるまなくなり「痛み」が発生しているということがあります。

その記憶して固定化されてしまった筋収縮のパターンに対して「もう収縮は必要ないですよ」と教えてあげる事で筋収縮を緩和に期待が持てる、それが『ゆらし』なのです。

マッサージ店などでは、痛みの上にもっと強い刺激で「痛みの上書」をして、本来の痛みに対する感覚を鈍くさせているだけなので、根本的な痛みは改善できていません。(例えば、虫に刺されてかゆい所を爪で×(バツ)印を付けて、一時的に別の刺激を与えて、かゆみをごまかすことと同じです。)

ゆらし療法では、防衛本能に従って発生する筋収縮をさせないように、「やさしく触れる・軽く引っ張る・ゆっくり動かしていく」というやり方で筋収縮を緩和し、痛みからの早期解放に期待が持てます。

YURASHI

世界が認める『ゆらし療法』

医療には、西洋医学と言われている、いわゆる「病院での医療」とそれ以外の医療である、「代替医療」の2つがあります。
代替医療は日本ではあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、肩こりや腰痛などの慢性的な症状に対応できる医療として世界的には認められていて、ドイツなど欧米諸国では「自然療法士」と言われる国家資格が存在しています。
「ゆらし療法」は医療先進国ドイツで認められ、多くの国家資格保有者が学ぼうとしている療法です。

代替医療には色々ありますが、「ゆらし療法」の特徴は器具や薬を一切使わず、軽く触って動かしたり、やさしく撫でる、やさしく引っ張る…日常生活におけるどんな動きよりも柔らかくやさしく、身体に負担がかからないようにアプローチしていくという方法で、筋肉の緊張をゆるめるということに期待が持てるアプローチに主眼を置いている療法です。

マッサージなどのように、強い刺激で元々の痛みをごまかす事で一時的に痛みが消えたような感覚になるというような事では無く、筋肉の警戒が解け、痛みが緩和し続ける事が大事だと考えています。

このように、ソフトに施術してその場で結果を出すという療法は、医療先進国のドイツをはじめ、急速に世界中に広がってきています。
その他にも、この療法のメリットは、とにかくお客様の身体に負担がかからないことが挙げられます。
施術することによって痛くなる・けがをするようなトラブルはないということです。

『痛みや違和感の多くは、筋肉の異常な緊張が関係しています。』

「痛みとは、固く緊張した筋肉が動作を伴う時に生じるものです。運動後の筋肉痛はわかりやすい例ですが、同様に、慢性化した筋収縮によって全身いたる所に痛みや違和感が発生します」
なぜ、ゆらし療法はこんなに効果があがるのか・・・ 1万人以上の痛みを解決してきて確信しました。
筋肉とは筋細胞全般を指します。 ”ゆらし療法”は骨格筋だけでなく内蔵筋や血管壁の平滑筋細胞までゆるめることを可能にした療法です。 故に様々な痛みに効果を発揮するのです。

ゆらし療法 最高技術者
松永光司

3年に渡る意識障害を伴う強烈な偏頭痛の回復をきっかけに代替医療の世界に学ぶ。24歳で独立開業。
以来、同じように痛みで苦しむ方や難病からの解放を目的に施術を続け、2万人の回復に携わる。

これまでに、柔道整復師・鍼灸師・内科医・整形外科医を含め300名を超える医療者にYurashi Therapy を指導している。

ドイツでは、筋肉のホメオスタシスに重点を置いた痛みに対する独創的な考察や理論が、同時に生理学的な見地においても十分解釈可能であり、現代医学を修めた医学者にとっても新たな発見や気づきを得られるものであるとの評価を得ている。
医師と並ぶ国家資格である「自然療法士」に向けて「YURASHI(ゆらし)」コースを開講し、ドイツ各地で開催される自然療法士学会で基調講演とワークショップも行う。
2013年のドイツ自然療法医学会(Let’s Work 2013)で行ったYURASHIの基調講演では、発表者40名中最高の総合評価1.5(五段階評価で1が最高)を獲得する。現在ではドイツ国内のみならずフランスやスウェーデンなど周辺諸国からも続々と受講者が集まっている。

1974年東京深川生まれ
ゆらし療法 最高技術者
Heilpraktikerschule Düsseldorf 特別講師
(デュッセルドルフ自然療法医学校)

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